院長からの挨拶
院長 白井正浩
2021年(令和3年)4月1日より、私が新院長になって早くも1年が経ちました。
新型コロナ感染対策で汲々としている中、当院では、なんとかこの1年院内のクラスターを起こさずにくることができました。職員だけでなく患者様や面会の方々のご協力のおかげと感謝しております。この場を借りて御礼申し上げます。
さて2022年4月から、新たな取り組みとしては、児童精神科が「子どものこころのケアセンター」に名称変更し、地域の児童精神の中核施設として様々な取り組みをして参ります。
また2021年10月から開始した重症心身障害児(者)を対象にした通所事業も利用する方が少しずつ増えています。日々の診療と並行して、新しい試みが進んでいることをうれしく思います。
さて、ここで、当院の診療科を改めて紹介させていただきます。
当院は呼吸器アレルギー科、内分泌科、脳神経内科、小児科、児童精神科が中心であり、慢性期の入院医療を行っています。
呼吸器アレルギー科では静岡県唯一の抗酸菌症外来を行っており、浜松医科大学をはじめとする呼吸器専門医から患者様を紹介していただいています。難治性の非結核性抗酸菌症について相談治療を積極的に行なっております。
脳神経内科では、外来では認知症外来で多くの患者様を紹介いただいています。また入院治療においては、神経・筋疾患の意思疎通が困難な患者様が多いという特徴から「声なき思いを聴き取る」ことをモットーに診療しています。
内分泌科は、外来診療においては糖尿病・高血圧症・脂質異常症・甲状腺疾患が中心ですが、副腎・下垂体腫瘍の診断・経過観察、高血圧の原因精査にも対応しています。また、管理栄養士による栄養指導、専門知識を持ったスタッフによる足のフットケアも行っています。
小児科では、主に重症心身障害児(者)を対象に診療しています。重症心身障害児(者)とは、出生時や事故により脳にダメージを受け身体的、精神的障害を負った方のことをいいます。病棟には100名を超える患者様が入院されております。
「子どものこころのケアセンター」に名称変更する児童精神科は、50床の入院病棟があります。入院治療のできる児童精神科は稀少で、県内外から治療の依頼があります。2012年に保護室ができてからは重症の患者様にも対応できるようになりました。隣接する天竜特別支援学校において教育支援を受けることができ、入院治療しながら学習可能な環境が整っています。
ここまで当院の診療科の特色を紹介しましたが、障害者病棟(慢性期)の特徴を生かして、急性期病院で治療を終えた患者さんの受け入れを診療科にとらわれず積極的に行っています。特に当院の診療科を反映して呼吸器を装着した患者様が多く療養されています。また、自宅や福祉施設で生活されている患者様が体調を崩された時や、介護される方が都合でご自宅を離れなければならない時の一時的な入院先となること、これも当院の大きな役割の一つと考えております。ご希望の際はかかりつけの先生を通して地域連携室にお申込み下さい。
今後も地域の皆さまに信頼していただける病院を目指して参りますので、皆さまのあたたかいご支援とご協力を心よりお願い申しあげます。
新型コロナ感染対策で汲々としている中、当院では、なんとかこの1年院内のクラスターを起こさずにくることができました。職員だけでなく患者様や面会の方々のご協力のおかげと感謝しております。この場を借りて御礼申し上げます。
さて2022年4月から、新たな取り組みとしては、児童精神科が「子どものこころのケアセンター」に名称変更し、地域の児童精神の中核施設として様々な取り組みをして参ります。
また2021年10月から開始した重症心身障害児(者)を対象にした通所事業も利用する方が少しずつ増えています。日々の診療と並行して、新しい試みが進んでいることをうれしく思います。
さて、ここで、当院の診療科を改めて紹介させていただきます。
当院は呼吸器アレルギー科、内分泌科、脳神経内科、小児科、児童精神科が中心であり、慢性期の入院医療を行っています。
呼吸器アレルギー科では静岡県唯一の抗酸菌症外来を行っており、浜松医科大学をはじめとする呼吸器専門医から患者様を紹介していただいています。難治性の非結核性抗酸菌症について相談治療を積極的に行なっております。
脳神経内科では、外来では認知症外来で多くの患者様を紹介いただいています。また入院治療においては、神経・筋疾患の意思疎通が困難な患者様が多いという特徴から「声なき思いを聴き取る」ことをモットーに診療しています。
内分泌科は、外来診療においては糖尿病・高血圧症・脂質異常症・甲状腺疾患が中心ですが、副腎・下垂体腫瘍の診断・経過観察、高血圧の原因精査にも対応しています。また、管理栄養士による栄養指導、専門知識を持ったスタッフによる足のフットケアも行っています。
小児科では、主に重症心身障害児(者)を対象に診療しています。重症心身障害児(者)とは、出生時や事故により脳にダメージを受け身体的、精神的障害を負った方のことをいいます。病棟には100名を超える患者様が入院されております。
「子どものこころのケアセンター」に名称変更する児童精神科は、50床の入院病棟があります。入院治療のできる児童精神科は稀少で、県内外から治療の依頼があります。2012年に保護室ができてからは重症の患者様にも対応できるようになりました。隣接する天竜特別支援学校において教育支援を受けることができ、入院治療しながら学習可能な環境が整っています。
ここまで当院の診療科の特色を紹介しましたが、障害者病棟(慢性期)の特徴を生かして、急性期病院で治療を終えた患者さんの受け入れを診療科にとらわれず積極的に行っています。特に当院の診療科を反映して呼吸器を装着した患者様が多く療養されています。また、自宅や福祉施設で生活されている患者様が体調を崩された時や、介護される方が都合でご自宅を離れなければならない時の一時的な入院先となること、これも当院の大きな役割の一つと考えております。ご希望の際はかかりつけの先生を通して地域連携室にお申込み下さい。
今後も地域の皆さまに信頼していただける病院を目指して参りますので、皆さまのあたたかいご支援とご協力を心よりお願い申しあげます。