児童精神科
天竜病院児童精神科の特徴
天竜病院児童精神科は人口80万人の浜松市の北部に位置し、豊かな自然環境を背景に子どものこころ精神科専門の入院治療を行っています。入院環境としては、静岡県西部で唯一の国内でもまれな児童精神科専門病棟を持ち、医師・看護師・公認心理師・精神保健福祉士・作業療法士ら多職種のスタッフが共に連携して日々の診療にあたっています。
隣接する静岡県立天竜特別支援学校(病弱特別支援学校)とも、緊密な連携関係を保ち、子ども達の入院中の学習保障を行ってもらっています。また、浜松市発達医療総合福祉センターの友愛のさと診療所及び子どものこころの診療所、その他の児童精神科クリニック、診療所、病院、 学校、教育関係機関、児童相談所、福祉行政機関などの、医療・教育福祉および保健などの各機関と連携を取って、子ども達の治療を行っています。
治療にあたっては、恵まれた自然環境を活かした森林療法やドッグセラピーなども取り入れて、実施しています。
私たちが大切にしていること
●子ども達が生き生きと楽しく過ごせること
●病気や障害よりも人をみて、人を育てることに重きを置くこと
●家族の抱えている問題にも焦点を当ててみていくこと
●発達障害・精神疾患への偏見をなくすこと
●発達という観点から子ども達をみること
●子ども達を過去から現在、将来にわたり支援していくこと
●多職種連携(チーム)医療の場であること
外来治療について
当科では入院治療に特化しており、現在、外来治療の初診を受け付けていません。 したがって、浜松市友愛のさと診療所・子どものこころの診療所、その他の児童精神科クリニック、診療所、病院等(かかりつけ医)を受診して外来治療を開始していただき、外来治療で軽快しなかった場合、入院治療目的にて紹介をしていただき、当科での初診を経て入院が必要と判断された場合に入院治療を行うことになります。
そのため、外来治療医療機関(かかりつけ医)があり、その機関からの紹介状が必要で、退院後は紹介元の医療機関(かかりつけ医)へ逆紹介のうえ、外来治療は同医療機関(かかりつけ医)で再開・継続していただくことになります。
なお、入院の対象となるのは小学生から中学生までとなります。
そのため、外来治療医療機関(かかりつけ医)があり、その機関からの紹介状が必要で、退院後は紹介元の医療機関(かかりつけ医)へ逆紹介のうえ、外来治療は同医療機関(かかりつけ医)で再開・継続していただくことになります。
なお、入院の対象となるのは小学生から中学生までとなります。
入院治療について
家庭や学校での問題行動があり、不登校となって入院治療が必要になる子ども達が多いというのが現状です。
入院期間はおよそ3~4ヶ月:1学期間程度が目安で、その間に病棟での日課遂行による行動(生活)訓練、外泊にて家での行動(生活)訓練を行います。
入院期間中は、静岡県立天竜特別支援学校へ転校して、登校訓練を行います。そして、日常生活と登校状況が安定してきたら、1~2週間程度の外泊で、家から自分達の学校へ登校する、退院復帰前支援登校を行い、それが問題なく出来ることを確認して退院となります。
退院後は自分の学校へ転校して自宅から登校し、外来も逆紹介で元の医療機関(かかりつけ医)へ通院することになります。
したがって、外泊時に病院と家の間の送迎、支援登校中の登下校時の送迎が必要になりますので、ご家族の方の協力が必要になりますす。
入院期間はおよそ3~4ヶ月:1学期間程度が目安で、その間に病棟での日課遂行による行動(生活)訓練、外泊にて家での行動(生活)訓練を行います。
入院期間中は、静岡県立天竜特別支援学校へ転校して、登校訓練を行います。そして、日常生活と登校状況が安定してきたら、1~2週間程度の外泊で、家から自分達の学校へ登校する、退院復帰前支援登校を行い、それが問題なく出来ることを確認して退院となります。
退院後は自分の学校へ転校して自宅から登校し、外来も逆紹介で元の医療機関(かかりつけ医)へ通院することになります。
したがって、外泊時に病院と家の間の送迎、支援登校中の登下校時の送迎が必要になりますので、ご家族の方の協力が必要になりますす。
このような入院において、当科の特色として以下のような治療が行われます
●発達特性を持った、いじめやトラウマ体験によって更に重症化した子ども達の積極的治療
●極少量処方(多種多量でなく、ごくわずかなお薬での治療)と漢方薬による治療
●日課遂行による行動訓練、登校訓練、行動療法、 社会技能訓練
●心理評価(知能検査や学習習熟度評価、トラウマの影響評価)と心理療法 (トラウマ処理)
●作業療法(森林療法、スポーツ、創作活動:アイロンピーズや絵手紙作製など)
●学習保障(静岡県立天竜特別支援学校通学、訪問学習)
●親子併行治療 (子どものために必要があれば入院中に限って保護者の治療も実施)、ペアレントトレー
ニング (子育てのコツや子どもの対応法などについての保護者へのグループ心理教育)
●アニマル(ドッグ)セラピー
●極少量処方(多種多量でなく、ごくわずかなお薬での治療)と漢方薬による治療
●日課遂行による行動訓練、登校訓練、行動療法、 社会技能訓練
●心理評価(知能検査や学習習熟度評価、トラウマの影響評価)と心理療法 (トラウマ処理)
●作業療法(森林療法、スポーツ、創作活動:アイロンピーズや絵手紙作製など)
●学習保障(静岡県立天竜特別支援学校通学、訪問学習)
●親子併行治療 (子どものために必要があれば入院中に限って保護者の治療も実施)、ペアレントトレー
ニング (子育てのコツや子どもの対応法などについての保護者へのグループ心理教育)
●アニマル(ドッグ)セラピー
入院環境について
当科の病棟は、医療法上は精神病床に該当し、全50床です。また、パーク(全開放)とフォレスト(個別開放)の2つのエリアにわかれています。入院中のお子さんは小学生と中学生で、ご家族の付き添いは出来ません。
子どものこころの問題
●学校に行けない、教室に入れない
●友達とうまく関われない
●自分の気持ちや困りごとを上手く表現出来ない
●落ち着きがなく不注意である
●イライラがひどく、すぐ怒れて、手が出たり、物にあたったりする
●不安や緊張がとても強い
●元気がなく落ち込んでいる
●嫌な出来事を思い出してつらい
●友達とうまく関われない
●自分の気持ちや困りごとを上手く表現出来ない
●落ち着きがなく不注意である
●イライラがひどく、すぐ怒れて、手が出たり、物にあたったりする
●不安や緊張がとても強い
●元気がなく落ち込んでいる
●嫌な出来事を思い出してつらい
入院統計
診断名 | 2019年度 (人) |
2020年度 (人) |
|
---|---|---|---|
F0 症状性を含む器質性精神障害 | 0 | 0 | |
F1 精神作用物質による精神及び行動の障害 | 0 | 0 | |
F2 精神分裂病、分裂病型障害及び妄想性障害 | 1 | 1 | |
F3 気分(感情)障害 | 2 | 1 | |
F4 神経症性障害 | F40恐怖症性不安障害 | 0 | 0 |
F41他の不安障害 | 1 | 5 | |
F42強迫性障害 | 0 | 1 | |
F43重度ストレス反応 | 2 | 4 | |
F44解離性障害 | 1 | 1 | |
F45身体表現性障害 | 0 | 0 | |
F48その他 | 0 | 0 | |
F5 生理的障害及び・・ | F50摂食障害 | 1 | 1 |
F50以外 | 0 | 0 | |
F6 成人の人格及び行動の障害 | 0 | 0 | |
F7 精神遅滞 | 2 | 1 | |
F8 心理的発達の障害 | F84広汎性発達障害 | 87 | 80 |
F84以外 | 0 | 0 | |
F9 行動及び情緒の障害 | F90多動性障害 | 12 | 10 |
F91行為障害 | 0 | 0 | |
F92混合性障害 | 0 | 0 | |
F93情緒障害 | 5 | 0 | |
F94・・・社会的機能障害 | 3 | 0 | |
F95チック障害 | 0 | 0 | |
F98その他 | 0 | 0 | |
F99特定不能 | 0 | 0 | |
G40 てんかん | 0 | 0 | |
その他 | 0 | 0 | |
合計 | 117 | 105 |
性別 | 年齢区分 | 2019年度 (人) |
2020年度 (人) |
---|---|---|---|
男 | 就学前 | 0 | 1 |
小1-3 | 13 | 17 | |
小4-6 | 29 | 31 | |
中学生 | 35 | 20 | |
中卒-18歳未満 | 2 | 2 | |
合計 | 79 | 71 | |
女 | 就学前 | 0 | 0 |
小1-3 | 5 | 4 | |
小4-6 | 14 | 8 | |
中学生 | 18 | 22 | |
中卒―18歳未満 | 1 | 0 | |
合計 | 38 | 34 |
子どものこころのケアセンター
当院の児童精神科は子どものこころのケアセンターになりました。⇒子どものこころのケアセンター
お申し込み・問い合わせ
電話にてお問い合わせ・ご相談ください。専門スタッフが対応致します。
※初診は予約制です。
受付/診療時間:月曜日~金曜日 午前8時30分~午後5時
電話番号 053-583-3111(代表)
詳しくはこちらをご覧下さい。
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受付/診療時間:月曜日~金曜日 午前8時30分~午後5時
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