児童精神科病棟 副看護師長 神戸 たり穂このページを印刷する - 児童精神科病棟 副看護師長 神戸 たり穂

7年半のブランクから復職! 不安でいっぱいだった私を 温かく迎えてくれました

7年半のブランクから復職! 不安でいっぱいだった私を 温かく迎えてくれました
勤務年数 2年(看護師歴 5年)
お住まい アパート
家族構成 夫 / 3人の子供(9歳、7歳、4歳)
Q1/看護師になった理由は?
Q1/看護師になった理由は?
身内に看護師が多かったこともあって、幼稚園の頃から看護師になりたいと思っていました。大学進学も選択肢にありましたが、早く看護師になりたかったので、衛生看護科のある高校を選び、専攻科を経て、最短距離で看護師になりました。
地元の病院に3年勤務しましたが、結婚と同時に静岡県に来て、すぐに妊娠したこともあり、しばらく看護職から離れていました。現在は9歳、7歳、4歳の子どもがいます。

Q2/天竜病院に入ったきっかけは?
3人目の子どもが3歳になったのを機に、職場復帰を考え始め、院内保育所があって福利厚生が充実している総合病院を探したところ、天竜病院に辿り着きました。主人と一緒に見学させてもらい、自然に恵まれた環境もいいし、職場の雰囲気も気に入ったのですが、7年半も現場から離れていた不安が大きくて、なかなか踏み出せずにいました。
そんなとき、当時の看護部長さんから直接お電話をもらい、「大丈夫、何も心配しないで」と背中を押していただいたのが決め手となり、復帰することを決めました。

Q3/仕事へ対する想いは?
現在は内科・結核病棟で働いています。“笑顔を絶やさずに”をモットーに、常に患者さんに明るく接し、寄り添うように心がけています。
泣いている患者さんと一緒に泣き、笑っている患者さんと一緒に笑えるような、そんな人間性も併せ持った看護師になるのが目標です。

家事育児との両立があるので、一気にジャンプアップは無理ですが、ゆくゆくは認定看護師の資格を取りたいし、化学療法も勉強したいし、通信教育で学士の資格も取りたいと思っています。同じ職場にもそんな先輩がいるので、励みになりますね。
復職するときに心配したことは?
Q4/復職するときに心配したことは?
専業主婦にとっては、ただ社会復帰するだけでもハードルが高いものです。新しい環境で人間関係を築いて、職場に適応して、さらに看護師として現場についていけるのか…。
私の場合はブランクが長かったので、日進月歩の医療の現場でやっていけるのか不安でたまりませんでした。最初は週3日、日勤だけのパート勤務で働くことにしました。マンツーマンの教育担当もつけてくれましたし、みなさんがあたたかく迎えてくれたので、思っていたよりもすんなり入っていくことができました。
最初に抱えていた不安もどこへやら、実際に働いてみたらやっぱり楽しくて(笑)、「これならやっていけそう」というタイミングを見計らって、常勤職員として復帰しました。主人も子どもたちも、私がイキイキと働いている姿を見るのが嬉しいし、自慢だよと応援してくれています。
仕事と家庭を両立させるための秘訣とは?
Q5/仕事と家庭を両立させるための秘訣は?
家事育児に関しては、食事は私が作りますが、掃除や洗濯、子どもの寝かしつけは交代で行うなど、夫婦で役割分担しています。
私は、土日を家族と過ごしたいと思っていたので、最初に希望を出して、可能な限り週末は休むようにしています。平日は仕事、週末は子どもたちと過ごすという風に、生活スタイルにメリハリがつくようになったのは良かったですね。
また、夜勤をすると平日に休みが取れるので、そんな日は主人と二人きりのデートを楽しんでいます。夜勤にはそんなメリットもあるんですよ(笑)。
Q6/天竜病院のいいところは?
天竜病院は高台に位置しているので、夜景がとてもきれいなんです。朝焼けや夕焼けも絵画のように美しくて、その景色を眺めるだけでも気分転換できます。鹿島の花火大会もよく見えるので、毎年患者さんと楽しみにしているんですよ。 この病院は、急性期病院のようなピリピリと張りつめた雰囲気ではなく、ワンクッション置いた感じなので、私のように長いブランクから復帰するにはちょうど良い環境なのではないでしょうか。大き過ぎず、小さ過ぎない規模も心地よいです。
アットホームな雰囲気がいいと思う反面、ハード面では確かに遅れている部分もありますが、少しずつ一緒に作り上げて成長していくという楽しみがあります。そういう意味では、まだまだ伸びしろのある病院だと思いますね。 院内保育所も新しくなったばかりできれいだし、先生もみなさん本当に良い方たちです。保護者もドクターや看護師をはじめ、仕事を持っている方が多いので、行事のスケジュールも配慮して組んでくれるから参加しやすいですよ。
 
Q7/ママ看護師からのメッセージ
人が死を迎えるとき、聴力だけは最期まで残るって言いますよね。先日、昏睡状態で心臓が停止してしまいそうな患者さんに、「焼きそばパンが食べたいって言ってたよね!」って声をかけたら、その瞬間パッと目を見開いて、しばらくお話をすることができたんです。
その後まもなくして亡くなられたのですが、最期の最期まで生きようとする人間の神秘的な力に触れる貴重な体験でした。最期まで諦めずに看護すること、ひとりの人間として最期まで接することの大切さを学びました。こんな感動的な経験ができるのも看護師だからこそ。
ブランクに不安を感じている方も多いと思いますが、天竜病院は誰もが復帰しやすいような柔軟な体制を整えて、あなたをお持ちしています。7年半も現場から離れていた私でも大丈夫だったんです。今度は私がみなさんをサポートする番です。何も心配はいりません。どうか安心して天竜病院の扉をノックしてください。