リハビリテーション科
リハビリテーション科はH30年3月に新外来棟2階に移動し、日当たり良好、備品もいろどり豊かになり、より活気ある環境で治療に望めるようになりました。現在は理学療法士(6名)、作業療法士(5名)、言語聴覚士(2名)が在籍し、医師の指示のもとに看護師などの他部門スタッフと協力しながら治療、退院支援を行っています。
治療では個々の患者さまの生活背景を基に治療プログラムを立案し、早期の機能回復、社会復帰に努めております。また長期入院患者さまに対し快適な療養が行えますよう、コンディショニングを行っています。
治療では個々の患者さまの生活背景を基に治療プログラムを立案し、早期の機能回復、社会復帰に努めております。また長期入院患者さまに対し快適な療養が行えますよう、コンディショニングを行っています。
ご自宅へ退院される患者さまに対しては必要に応じ退院支援として地域連携室と連携し退院前訪問指導を実施しています。実際に患者さまのご自宅へスタッフが訪問し、退院後の環境整備や介助方法等のアドバイスを行っています。
当院リハビリテーション科の主な依頼疾患
当科の対象患者さまは急性期の方から慢性期の方まで幅広く、疾患も呼吸器疾患、神経難病、脳血管障害、重症心身障害児(者)、児童精神と多岐に渡っています。この豊富な臨床経験を持ったスタッフが患者さまの能力を最大限に発揮できるよう日々のリハビリにあたっています。
呼吸器内科、内科 | 肺炎、COPD、間質性肺炎、結核 |
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神経内科 | ALS、パーキンソン病、多系統萎縮症、脳血管障害 |
小児科 | 脳性まひ、ダウン症などの遺伝子疾患 |
内分泌・代謝内科 | 糖尿病 |
児童精神科 | ADHD、広汎性発達障害 |
理学療法(Physical Therapy:PT)
3学会合同呼吸療法認定士、日本糖尿病療養指導士、静岡県西部糖尿病療養指導士、福祉住環境コーディネータなどの各種専門資格を所有したスタッフが治療を行っています。また医療機器が充実しており、心肺運動負荷装置(CPX)や部分免荷歩行装置、重心動揺計を備えています。理学療法部門では呼吸器疾患、神経難病、脳血管障害、重症心身障害児(者)、糖尿病などの患者さまに対して、立ち上がって歩くなどの基本動作訓練や呼吸リハビリ、また痛みなどに対し快適な療養を行えるようコンディショニングを行っています。
サポートには医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・管理栄養士等との協力が必須であり、多職種による包括的指導を行っております。
サポートには医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・管理栄養士等との協力が必須であり、多職種による包括的指導を行っております。
作業療法(Occupational Therapy:OT)
作業療法は、病気やケガなどによって身の回りの生活に支障がある患者さまに対して、今後の生活を考えたアプローチを実施しています。
実際には、神経難病の患者さまには病状の進行により筋力の低下や関節拘縮(関節が硬くなる)を予防する為の運動や、今まで可能であった日常生活の動作(食事、着替え、洗面など)が出来なくなってきた場合、代替手段の検討や練習などを行っています。また、会話が困難になってきた患者さまに対し文字盤やパソコンを使ったコミュニケーション手段の確立や調整など行っています。
重症心身障害児(者)の方々には、手足や身体の発達を促すために遊びを取り入れた運動を行っています。また、身体の変形を予防する姿勢や呼吸が行いやすくなるような姿勢の検討を行い、日常生活の中で常に良い姿勢がとれるよう取り組んでいます。
児童精神科では、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠如多動症(ADHD)などの生活に支障がある患者さまを対象にしています。個別での関わりを通してアプローチをし、日常生活や学校生活の適応に向けて支援します。また、対人関係やコミュニケーション能力の向上を図ることを目的に創作やスポーツなどの集団活動を行っています。
実際には、神経難病の患者さまには病状の進行により筋力の低下や関節拘縮(関節が硬くなる)を予防する為の運動や、今まで可能であった日常生活の動作(食事、着替え、洗面など)が出来なくなってきた場合、代替手段の検討や練習などを行っています。また、会話が困難になってきた患者さまに対し文字盤やパソコンを使ったコミュニケーション手段の確立や調整など行っています。
重症心身障害児(者)の方々には、手足や身体の発達を促すために遊びを取り入れた運動を行っています。また、身体の変形を予防する姿勢や呼吸が行いやすくなるような姿勢の検討を行い、日常生活の中で常に良い姿勢がとれるよう取り組んでいます。
児童精神科では、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠如多動症(ADHD)などの生活に支障がある患者さまを対象にしています。個別での関わりを通してアプローチをし、日常生活や学校生活の適応に向けて支援します。また、対人関係やコミュニケーション能力の向上を図ることを目的に創作やスポーツなどの集団活動を行っています。
言語聴覚療法(Speech and language Therapy:ST)
言語療法では、病気や事故、発達上の問題により、言葉に障害のある方や食べることや飲みこむことが上手く出来ない嚥下(えんげ)障害のある患者さまに対する検査・評価を行い、ひとりひとりに合った訓練・助言等を言語聴覚士(ST:Speech-Language-Hearing Therapist)が行います。円滑に日常生活を送り、コミュニケーションの楽しさと希望のある生活を取り戻せるように支援します。
訓練内容は、神経難病や脳血管障害に伴い嚥下機能の低下した方には、誤嚥性肺炎や窒息を防ぐためにその方にあった食事の形態・姿勢などを調節します。また、構音障害や失語症などのことばに障害のある方は、語想起訓練、発声発語訓練などを通してことばを取り戻していきます。
重症心身障害児(者)の方々には、顔面周囲の過敏が見られる方が多いため、過敏除去などを実施し、食べる楽しみを知っていただけるように支援しています。
また、NST(栄養サポートチーム)にも参加しています。医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師など、さまざまな職種と連携し、患者さまにあった栄養管理ができるよう活動しています。
訓練内容は、神経難病や脳血管障害に伴い嚥下機能の低下した方には、誤嚥性肺炎や窒息を防ぐためにその方にあった食事の形態・姿勢などを調節します。また、構音障害や失語症などのことばに障害のある方は、語想起訓練、発声発語訓練などを通してことばを取り戻していきます。
重症心身障害児(者)の方々には、顔面周囲の過敏が見られる方が多いため、過敏除去などを実施し、食べる楽しみを知っていただけるように支援しています。
また、NST(栄養サポートチーム)にも参加しています。医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師など、さまざまな職種と連携し、患者さまにあった栄養管理ができるよう活動しています。